アラフォーのヘッポコピーライターが自らの失敗談で綴る、自戒と猛省の広告コラム

最新記事

  • コラム

若者が辞めるとき

若者が辞めるとき

最近の若いヤツはすぐ辞める!知り合いのAD(アートディレクター)のタカさん(46歳、♂)が珍しく声を荒げた。タカさんの本名はタカではない。...

バックナンバー

  • No.38

アフリカトイレ事情

アフリカトイレ事情

今度アフリカに行くことになったんスよ...悲壮感漂う顔でタバコの煙を吐きながらYがボヤいた。Yは前途洋々新進気鋭のCMプランナー(30代前半、独身)。その才能は自他共に認めるところであり、企画の面白さは社内でも折り紙付だ...

  • No.37

オヤジのセンスがダメな理由

オヤジのセンスがダメな理由

12月24日クリスマスイブの木曜日。あと一日頑張れば休みあと一日頑張れば休みあと一日頑張ればあと一日...朝からそう唱え続けてたら、翌25日の午前4時になってました。...


  • No.36

プレゼンは中身が10割

プレゼンは中身が10割

明日のプレゼン出席者リストをお送りします。ライバルの広告代理店H堂とのコンペを明日に控えた午前2時。営業のBからメールがきた。リストを見るとやけに長い。ヤな予感がしたので数えてみた。

  • No.35

A嬢の転職

A嬢の転職

この会社の人って本当に、具体案「以外」を作るのが好きですよね 銀座七丁目のオサレなバーでシンガポールスリングを飲みながらA嬢がヤレヤレと首を振った。時計の針はすでに午前2時。...


  • No.34

ファミコンと呼ばれた男

ファミコンと呼ばれた男

「サーセン!!!」営業のY(33歳・♂)が勢いよく頭を下げた。「サーセン」とは「スミマセン」のこと。頭を下げるスピードと角度だけ見れば、一見深く反省しているように思えなくもない...

  • No.33

運は縁でできている

運は縁でできている

「天才は1%のヒラメキと99%の汗である」っていう エジソンの言葉、あれ、ウソだと思うんですよ。ワイングラス片手にN氏が言った。N氏はものすごぉーく成功しているIT企業の社長...


  • No.32

偶然力を身につける

偶然力を身につける

スタバでWindowsをあまり見かけなくなって久しい。もちろん世の中全体で見ればまだまだWin派が圧倒的優位なことはわかっている。けれど、いまや誰もがAppleユーザーに思えるくらい、MBAの浸透ぶりは凄まじいもの...

  • No.31

個人的自衛権を行使する(後編)

個人的自衛権を行使する(後編)

「あいつらに言ってもムダだからさ...」マーケッターの考えた戦略がイマイチなとき。営業がクライアントの本音をうまく引きだせなかったとき。クリエーティブ・ディレクター(通称「CD」。部長に相当します)と...


  • No.30

個人的自衛権を行使する(前編)

個人的自衛権を行使する(前編)

仕事に関しては毎年が本厄のような僕ですが、今回は厄払いのために自分自身が心がけている(数々の失敗から学んだ)方法についてご紹介します。そのためにはまず、広告界一の嫌われ者「競合」についてご説明

  • No.29

ヒーローが死んだ日

ヒーローが死んだ日

「ソ連ってなんですか?」新入社員(♂)のひと言に会議室が凍った。「知らないの!?」目を見開いて大げさに驚く者、「円周率って3だった?」ゆとり教育を笑う者...


  • No.28

高齢化社会万歳!

高齢化社会万歳!

「年を取ったらアルファロメオのオープンカーに乗りたい」母が言った。僕は驚いた。母は今年67歳。アンタの「年」ってのは一体いくつのことなんだ!80歳か!?言いかけてもう一度驚いた...

  • No.27

すべてのクライアントは神田うのである

すべてのクライアントは神田うのである

先日、5年間担当してきたクライアントを外れることになりました。競合コンペが当たり前の昨今、営業でもない限り5年もひとつのクライアントと付き合うことは珍しいと思います...


  • No.26

野々村議員がファストライフを加速する

野々村議員がファストライフを加速する

「Phubbing(ファビング)」とは「Phone(電話)」+「Snubbing(無視する)」を掛け合わせた造語で「スマホに夢中で目の前の人を無視する行為」のこと。会議中や食事中、電車に乗ってるときなど...

  • No.25

佐村河内 & ASKA

佐村河内 & ASKA

隣の席のアートディレクターがフランスへロケに行った。その隣のCMプランナーはオーストラリアへ行った。周りのコピーライターも金沢や軽井沢など仕事であちこち行っている...


  • No.24

子どもに安全なのはハイブリッドカーより暴走族?

子どもに安全なのはハイブリッドカーより暴走族?

暴走するクルマはなぜいつもよりによって子どもたちの列に突っ込むのだろう。なぜヤ○ザの事務所に突っ込んで生まれて来たことを後悔するくらいボコボコにされたり、一人で崖から勝手にダイブ...

  • No.23

男は2進法で生きている

男は2進法で生きている

すべての男は2種類に分けられる。自慢話の上手いヤツと下手なヤツ。どちらがモテるかは言うまでもない。つまらない自慢しかしない男は嫌われる。どれだけ時代や場所が変わっても変わらない...


  • No.22

拝啓 矢口真理様

拝啓 矢口真理様

はじめまして。突然このような手紙を出す無礼をお許しください。TVで貴女のお顔を拝見しなくなってもうずいぶん経ちます。最近はいかがお過ごしでしょうか...

  • No.21

キメるぜ!サクセス

キメるぜ!サクセス

どんだけ勉強熱心なんだよ、日本人...。先日、大手町の本屋さんに行ったとき、思わずそんなことを呟いていました。土地柄もあるでしょうが、フロアの半分近くがタイトルに「法則」「習慣」「方法」...


  • No.20

ゆとり世代は会社の宝

ゆとり世代は会社の宝

あいつ、マジうざいッス...  先日、若手のコピーライターやCMプランナーと食事をしたとき、入社3年目のK君がボソッとつぶやきました。聞けば、先輩が自分のコピーやCM企画をまったく採用してくれないとのこと...

  • No.19

音楽、この難しきもの(後編)

音楽、この難しきもの(後編)

その後も僕は「アルマゲドン」や「ノッティングヒルの恋人」など、ヒット映画の主題歌を中心に20曲近く紹介し続けました。しかしCDから返ってくる答えはどれも...


  • No.18

音楽、この難しきもの(前編)

音楽、この難しきもの(前編)

楽しそうに見えて、実は意外と難しい。それがCM音楽の打合せです。よほどの理由がない限り、音楽が嫌いな人はあまりいません。誰だって思い出の曲やお気に入りのミュージシャンがいるはず...

  • No.17

ピンチです

ピンチです

いま、近年稀に見るピンチを迎えています。年明けから9ヶ月間、紆余曲折を経てようやく実制作に漕ぎつけた案件が、撮影一週間前に社長の一声で降り出しに戻ったんです...


  • No.16

眠くなる話

眠くなる話

これは僕がまだ新入社員でマーケティング部門にいたときの話。ある日、初めて「プレゼン」というものに行きました。テーマはCMの好感度調査の報告会。当然、資料の中身はグラフとデータばかり...

  • No.15

上の表現、下の表現

上の表現、下の表現

広告を作っていることが恥ずかしい。そんな時期が僕には長くありました。映画や音楽や小説のように後世に残ることもない、創作物として不純な使い捨ての産業廃棄物...


  • No.14

広告を出すプロ

広告を出すプロ

広告を作るプロがいるように、広告主にもプロがいます。もちろん特別な資格や技術がいるわけではありません。いわゆる「見る目がある」というやつです。一般的に広告宣伝がやりたくて企業に就職する人は稀でしょう...

  • No.13

横文字族に気をつけろ

横文字族に気をつけろ

かつて賤業と蔑まれた反動か、広告業界には横文字を使いたがる人が非常に多いです。消費者は「コンシューマー」、商品から得られる利益は「ベネフィット」...


  • No.12

僕、ジミリーマン

僕、ジミリーマン

早いものでこのコラムも12回目。これまでの分を読み返していてつくづく思ったことがあります。地味だな...。

  • No.11

物をポジティブシンキングする仕事

物をポジティブシンキングする仕事

入社して2年間、僕はある酒造メーカーのマーケティングを担当していました。商品はウイスキー。しかし当時は焼酎ブームのまっただ中。酒税改正で安くなったとはいえ、時代はウイスキーに向かい風でした...


  • No.10

J-POPに学ぶプレゼン術

J-POPに学ぶプレゼン術

広告代理店の(現場の)人間が最も嫌うモノ。その一つに「競合プレゼン」があります。競合プレゼンとは、クライアントのお題について複数の代理店からアイデアを募り、いちばん気に入った案を...

  • No.9

広告を外注する理由(後編)

広告を外注する理由(後編)

「岡目八目」という言葉を聞いたことはありませんか?これは囲碁から生まれた四字熟語で、当事者より第三者の方が局面を客観的に見られるため、冷静で正確な判断が下せるという意味の言葉です...


  • No.8

広告を外注する理由(前編)

広告を外注する理由(前編)

昔、とあるクライアントに、創立記念日に掲載する予定の新聞15段(1ページのこと)広告のご提案に行ったときのこと。宣伝部長の様子が変なのです。ソワソワして、話もどこか上の空...

  • No.7

正論はだれも幸せにしない(後編)

正論はだれも幸せにしない(後編)

先日、とある新商品のキャンペーンについて打合せしていたときのこと。オリエンから2週間も経つのに、コピーも企画もタレントも何ひとつ「これだ!」と思えるアイデアがなく、会議室には重苦しい空気が漂っていました...


  • No.6

正論はだれも幸せにしない(前編)

正論はだれも幸せにしない(前編)

皆さま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。前回のコラムは年賀状代わりに年末しこしこ書いていたので、今回が年明け一発目になります...

  • No.5

広告はギャンブルじゃない(後編)

広告はギャンブルじゃない(後編)

見た人の心に何も残さない。嫌われるどころか無視される。もちろん商品も売れない。結果、制作者が責められる。世の中は、誰も幸せにしない広告で溢れています。そんな不幸な広告を作らない方法...


  • No.4

広告はギャンブルじゃない(前編)

広告はギャンブルじゃない(前編)

広告とは何か?これは、雑誌「広告批評」が主催していた「広告学校」の授業で必ず聞かれた質問です。生徒からは「企業から消費者へのラブレター」「商業と芸術の融合」「世の中の空気を作るもの」など...

  • No.3

実は仲良し。ネットとTV

実は仲良し。ネットとTV

「スキップできないTVCMは、Web広告より強制的で逃げ場がないのではないか?」前回のコラムを読んだ方よりありがたくもそんな質問を頂きました。その場合、古典的な解決法が3つあります...


  • No.2

ショーンは正しい(ただし半分だけ)

ショーンは正しい(ただし半分だけ)

"Ads aren't cool!(広告はクールじゃない)" これは映画「ソーシャル・ネットワーク」で、ジャスティン・ティンバーレイク演じる起業家ショーン・パーカーが...

  • No.1

父のビデオデッキ

父のビデオデッキ

僕がまだ小学生だったある日のこと。「すごいビデオが出たぞ」と、父が一台のビデオデッキを買ってきました。何がそんなにすごいのか尋ねると、このビデオには...