5/6 mon

いいわけダイエット一刀両断
  • 第5回:グルメ番組はマズイ
  • ダイエットを始める理由、モチベーションは固まってきましたか。前回モチベーションの例として紹介させて頂いたダンディパパさんからは早々に「泣ける!」とフジコりながら連絡頂きました。要約するとネタにされたことが糧になってモチベーションが上がったそうです。前回をご覧になっていらっしゃらない方はサラリとご確認下さいませ。
    と、まあこんな風に、傍目は気にせず覚悟に相応しい理由を抱き続けていきましょう。

  • あなたの味覚大丈夫?
  • 私たちが生きていくためにはエネルギーを生産する食物の摂取が必要です。この栄養素が、たんぱく質、脂質、炭水化物の3つで三大栄養素と言われていますね。三大栄養素1グラムあたりにおけるエネルギー生産量は以下となっています。
    ・たんぱく質 1グラム:4キロカロリー
    ・脂質    1グラム:9キロカロリー
    ・炭水化物  1グラム:4キロカロリー

  • ラーメン
  • 「脂が乗って美味い」そんな決まり文句をよく耳にしますが、テレビのグルメ番組が好んで使う横綱的な呪文も「脂」。数字でみると"美味しい"は"恐ろしい"なのです。code-Gの名物ドクターであるホッピー先生は「かぜ薬のTVCM」や「医学部教授出たがり老害コメンテーター」にお怒りのようですが、私も同じような感想を抱いています。
    「脂」=美味しいを謳うグルメ番組が多すぎるのです。ましてや芸人のひな壇番組や朝のワイドショーも今や食べ物だらけ。そういえばいつの間にかラーメンでさえ、コッテリしたものばかりになっていませんか。さらには、スープの上に豚の背脂をわんさかと載せるお店が鈴なりですよね。
    だからといって、脂の美味しさを否定はいたしません。しかし、ついつい脂の乗った食べ物を求めてしまう味覚でいるとダイエットの継続はなかなかツライものになりますよ。そこで、味覚を変える努力をして行きましょう。味覚に理屈は通用しないので…スパッと切り替えて慣れるしかありません。大人は、納豆キライ&ピーマンキライの子供に平気で食べろと言いますがあれと同じ要領で申し上げます。つべこべ言わずに脂はマズイ、です。反論は受け付けません。

    納豆もピーマンもカラダに良いから食え、
    脂はダイエットに悪いから食うな、

    ということになります。

  • ビール
  • 加えて、特にお酒を飲むときには注意が必要です。多くの方はアルコールのカロリーを気にされているようです。アルコール1グラムあたりのカロリーは7.1 キロカロリーありますが、体に蓄えられないことからエンプティ―カロリーとも言われています。では俗にいうアルコール太りはどういう原理なのでしょうか。たとえば缶ビール(350ml)1本には14グラム程度のアルコールが含まれます。これだけですと14×7.1=99.4キロカロリーになり(銘柄によって異なる)、1本あたり140~180キロカロリーですから、アルコール以外にもさまざまなカロリーが含まれていることになりますね。

    これに加えて、おつまみが問題です。
    脂の乗ったお刺身で熱燗
    脂の乗ったカルビで生ビール
    アヒージョとバケットで赤ワイン
    「脂の乗った」こってり味はお酒のおつまみに最適かもしれません。
    もも肉の唐揚げと綺麗なおねいさんでハイボール?
    気持ちはわかりますが、ダイエットにはマズイのです。
    三大栄養素の中でも脂質は2倍以上のカロリーです。数字を意識して減らしてゆきましょう。


    このコラムではダイエットを確実に成功したい方とこれまでうまくいかなかった方へ向けて避けては通れないカロリー摂取と意識の改革について述べています。この後には誰もが逃げ出したくなる筋トレ編へ移行予定ですが、その際にはたんぱく質の摂取について細かくお伝えしたいと思います。したがって、現時点ではいろいろと減らすお話が中心ですが、完全栄養食品と言われる卵、タンパク質がしっかりとれる鶏の胸肉、カツオ、マグロ赤身、鯖、納豆などは普段の食事の中で摂取するように心がけ、嫌いな方は苦手の克服をしておくとよいかと思います。

    では、「脂」嗜好の改善に挑戦してくださいね。

  • ホエイ鈴木
  • 鈴木修一

    REBOL (レボル) 代表取締役 兼トレーニング責任者



    ダイエットは「人生をより明るく輝かせるための手段」という持論の下、これまで300人以上のダイエット成功させる。



    「スタイルだけでなく、自信やモチベーションも高まり、仕事や家族・友人関係、恋も含め全てにプラスになる事が本当の成功」とカラダだけでなくライフスタイルへの良い影響こそが真のダイエット成功と主張し、多くの経営者やモデルなどの個人トレーナーとして活躍中。

ダイエット バックナンバー

一覧へ >

新着記事