5/2 thu

  • 正気?5200万円のランボを5分で即買い即納車
  • みなさんのおかげです、クルマを買う企画の裏側
  • 4月8日、はらはらと桜が散る中、ロペライオ青山のオープニングイベントに行ってきました。
    ロペライオって何さ?ほとんどの方はそう思われるかもしれませんが、フジテレビ「とんなるずのみなさんのおかげでした」はご存知でしょう。
    その買うシリーズ企画の中、芸人が実際に高級外車を買ってしまうコーナーがありますね。
    これまでに、
    ・日村勇紀 ポルシェカレラ
    ・狩野英孝 レンジローバー
    ・タカ&トシのタカ ポルシェカイエン

    を、その場で購入&納車されています。
    この番組に登場したSNP(スピード納車プログラム)をもつ高級外車販売会社がロペライオさんなのです。
    しかし、ポルシェやフェラーリを5分で即買い&即納車ってなんだ?
    もう売る方買う方いずれも庶民のアタマでは到底理解できない世界ですよね。
    きっととんでもないアレな感じの人がやってんだろーなと思ってたところ、一生足を運ぶことのないであろうロペライオさんからcode-Gを招待いただきました。
    招待する相手間違えていませんか、もうPR会社アホなの?と思いつつも、せっかくなのでスーパーカー見たさに青山へ向かったのです。

    イベントトークショーに登場したのは、なんと「みなさんのおかげでした」を総合演出されている株式会社笑軍社長マッコイ斎藤さん。
    ダンボルギーニで世間だけでなく、イタリアのランボをもを騒がせたかもしれない今野梱包株式会社社長今野さん、そして、5分でフェラーリを売って納車する空想科学読本でマジで扱き下ろして欲しいくらいの超絶サービスを編み出した株式会社ロペライオ会長早水さん。

  • マッコイ斎藤氏、今野氏、早水氏
    3名登壇トークセッション 左から マッコイ斎藤氏、今野氏、早水氏

  • フェラーリを使ったコントショー
  • タレント不在のおしとやかなトークセッション、地方のマイルドヤンキーそのままのルックスがお店にとてもフィットしている今野社長は、見た目のヤンチャさはみじんもなくただただ真面目。
    退屈な説明の中、遅めのランチは蒙古タンメンにしよっかなと食べログを眺め始めたころ、お笑い芸人を手玉に取るマッコイさんが頑張ります。
    台本からぐいぐいドリフトさせる気概で、ランボ好きを公言するけどベンツの方が絶対似合う気がする今野社長をいじりまくり。
    なにかと“いやらしいオトナな感じ”でお世話になっておられるであろう早水会長のイベントを盛り上げます。
    気づけばぐいぐい惹きつけられ、フェラーリ命の早水会長は本当はベルファイアが好きなんだろうなと、うん、絶対そうだよね的なオモシロブーストがかかり、見た目と発言のギャップキャラに出会えてクスクスが止まりません。

    でもね、マッコイさんに一言申し上げたい。
    肝心のSNPなんだけどさ、もうちょっと突っ込んでもよいのではないでしょうか。
    これがどれほど理解に苦しむサービスなのか。
    私なんざ、ユニクロのデニムを買うのだって1か月間は悩むのですよ、1か月。
    そんな私のような国内1億人くらいの大衆とクルマ好きは、びっくりポンを通り越して、ひがみや反感といったモヤモヤが残るばかりです。

    マッコイさん、いや、マッコイ先生!あなたがSNPのズレた面白さに気付かれたからこそ大衆メディアの頂点であるテレビでネタにしたんでしょ。
    ちょっとググってみるだけで、バズが出るわ出るわ。
    ヒカキンがどんなにがんばったところで、マッコイさんのセンス&慧眼には敵わないわけですよ。
    そんなネタに仕上げたサービスなのに、真顔で「便利ですね」的な感じにさらりと流しておられましたが、それは違うんじゃありませんか。

    とまぁこんな雲上人、ワンピース的に言えば天竜人向けのサービスを、実際に目の前でデモンストレーションしていただいたいので動画撮影班(私、機材はiPhone)にしっかりと録画させました。
    皆様、しっかりとご覧あれ。


  • いかがでしたか?
    ほぼコントでしょ。

    ちょっと私の感想というか意見いっときますね。
    あのね、フェラーリなんてーのはね、
    子供のころからずっとずっと憧れて、
    大人になっても夢覚めやらず、
    好きな風俗、好きなタバコ、好きなお酒、好きなTENGAも
    全部あきらめて、
    ファッションはユニクロとジャスコ、
    時計はスマホで我慢、
    下手すりゃ結婚をあきらめるか、
    離婚しかけるか、、、
    こんな具合にだいたい30年くらいかけて買うかどうかを判断するものなのですよ。

    決心ついてからなんてもっと大変。
    ディーラーに試乗予約メールを何回送ろうとも一度たりともレスはなく、電話をしてもどっちが客だがわからないやり取りにいそいそと通話を終え、仕方なしに清水の舞台な気持ちで一張羅のスーツ(ユニクロではないほう)と友達から借りたロレックス(針が1秒ごとにカチッカチッって電池で動くやつ)で武装してディーラーにおもむくも、勇気がガス欠しちゃって、ガラス越しに車を眺めてトボトボと家に帰る。

    それくらいのものなのです。
    フェラーリを買う!ということは。

    5分で買ってたまるか!
    その場で本当に納車してどうする!

    ニヤニヤがプルプルと怒りに変わり始めたころ、
    会場展示のランボルギーニアヴェンタドールをマッコイさんに売りつける早水会長。

  • アヴェンタドール
    アヴェンタドール

  • 「ボク、アストンが好きなので、ランボはちょっと…でも、ネタにしてくれるならほんとに買っちゃうよ~ん」
    と、5200万円の興味も関心もないマテリアルの即決に悩む雲上人。
    なにこれ、台本ですか?
    もう、どっちでもいいや。

    おまえら、バカだよ。
    人としてサイテーだよ。
    心からうらやましーよ。

    ちくしょーーーーーーー!

  • ■取材:code-G ハリス



    ロペライオ青山

    2016年4月港区青山にオープン。
    あのレクサスがスタートする際、トヨタの営業マンが研修に来たとんでもなく信頼の厚い高級外車販売会社。青山店では5分でスーパーカーを買ってそのまま乗って帰ることができるSNPを24時間365日提供する。

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